ryo530koのブログ

新米ママの気ままな日記。

★怒らな育児★「怒らない」がストレスになる

茨城生まれ茨城育ちの私は今、東京で子育て奮闘中。私が子供の頃は、親と同じくらい祖父祖母にも躾けられたし、近所の大人や友達の親にもしっかり怒られた。でも、最近の風潮なのか、東京だからなのか、他人の子に叱るなんてことはほとんどないだろう。実際、私も友人の子供や他人の子を叱ることはない。

それなのに、躾けが行き届いていないと、あそこの親はダメね、とか厳しい評価を影でされる。それがプレッシャーとなって、ママは必死に子供に「他人に迷惑をかけるな」と育てる。

でも、ここにも矛盾があって、街中でガミガミ子供を叱っていると、周りからの視線を感じる。「小さい子にあんなに怒って可哀想に」またいな視線。

育児書には、「0〜3歳は気持ちに寄り添って、やりたいようにやらせてあげよう」なんて書いてある。


いろんな情報が溢れていて、全てを実施するのは無理!自分がどんな子育てをしたいか、どんなママになってあげたいか、で行動を決めればいい!他人の目なんて気にしてたら何もできない!もちろん、公共の場での最低限のルールは守るべきだけど、小さい子だから仕方ないでしょって部分は申し訳なさそうな顔して気にせずスルーしよう。うちの子もずっと子供なわけじゃない、今だけだから。


現在の私は「怒らない育児」を選択したわけだが、出産当初は親になり一人の人間の人生を背負ってしまったプレッシャーで、人としての最低限のマナーは身につけさせなければと0歳児相手に必死になっていた。ある時、教えてもいないのに息子がおもちゃを自発的に片付けるようになった。ママが部屋が散らかるのが嫌で、息子が他のおもちゃで遊ぶたびにおもちゃを片付けていたのをみていたからではないか、と思っている。そして、百聞は一見にしかず、親の行動や発言を子供は真似するんだと実感し、口での教育をやめ怒らな育児を始めた。

もちろん、3歳を過ぎたら口での教育も必要になると思うが、0〜3歳はできる限り要求に応えて、たくさん笑って育って欲しい、そう思うようになった。


すると、次の壁がママの前に現れた。息子の要求に応えられなかったり、応えたけど息子が機嫌を損ねて泣いてしまった時にイライラするようになってしまったのだ。1歳半を過ぎて、言われたことをやっても「イヤイヤ」なんて日常茶飯事。ママはどんどん追い込まれて、「こんなに一生懸命やってるのに、なんなのよー!」と息子に背中を向けてしまった。少し距離を置いたら冷静になって、育児が思い通りいくわけないと思えた。息子も一人の人間だから。


子供は泣くよ。こちらが何をしても、泣くときは泣くよ。

子供は怒るよ。ちょっと思ってた結果と違うだけで、すごく怒るよ。

子供は叫ぶよ。少ない言葉しかまだ知らないから、言葉にならないだけ。僕の気持ち、ママが教えて。

子供は叩くよ、噛むよ、投げるよ。パパとママも時々してるでしょ。これって間違ってるの?

子供に悪気はないよ。本能のままに動いてるだけ。要求した時は本当にそれが欲しかったんだよ。ただ、待ってる間に違うことに興味が出てしまっただけ。飽きてしまっただけ。


泣いても、怒っても、暴れても焦らない。怒らない。今はまだ知らないだけ。パパとママを見て学ぶからもう少しだけ、大人になるのを見守っていこう。